ギックリ腰(仙腸関節)について

仙腸関節は背骨の一番下の仙骨と腸骨(左右にある骨盤の骨)をつなげる関節です。この関節は強固な靭帯で固定されており、2~4度の回転と1~2mmの並進運動が許された非常に動きの小さな関節です。しかしこの動きは非常に重要です。
仙腸関節の動き

仙腸関節の動きは、うなずき運動(ニューテーション)と起き上がり運動(カウンターニューテーション)が基本的な動きですが、ややこしいのは右側と左側で違う動きをすることです。そういった左右異なる動きを繰り返す結果、仙骨の位置が偏位します。これが骨盤のズレです。
骨盤のズレとは

よく足の長さが違うから骨盤がズレているという人がいますが、腸骨のどちらかが引きあがっている状態だと当然そちらの足は短くなりますよね…。だから、たとえ腸骨と仙骨の位置関係に問題がなくても(骨盤がズレていなくても)足の長さが違うことは多いんです。
この骨盤のズレの評価は実は非常に難しく、正確にできる人は少ないと思います。私が患者を診て困るのは、自分は骨盤がズレていると思い込んでいて、腰痛を自分で作っている人です(誰かに言われたんだと思いますが)。だから治療家は、適当な評価で簡単に骨盤がズレてると言ってはダメだと思います。
仙腸関節の安定

仙腸関節が安定する肢位はニューテーション方向です。また仙腸関節を安定させるには腹横筋などの深部のコアマッスル(インナーマッスル)の収縮が必要なのです。
さて、この仙腸関節とギックリ腰の関係ですが、仙腸関節にはたくさんの神経受容器があります。要は痛みに過敏ということなんです。骨盤がズレたまま過度なストレスが加わると、小さな損傷が生じて炎症反応がでます。
その結果、強い痛みを感じることになります。またこの部位の損傷や炎症反応により、周囲の筋緊張が高まります。これもまた痛みを助長することとなります。
痛みを回避するには・・・

★骨盤を立てる(ニューテーション方向の動き)
★前にかがむときは、股関節中心に動かす
★腹横筋・背筋を強化する
★お尻を柔らかくする
ぜひお試しください!
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