腱板損傷、上腕二頭筋長頭腱炎について
本ページは、腱板損傷・上腕二頭筋長頭腱炎の一般向け教育資料です。医学的診断や画像所見の判断は、医療機関(整形外科医)での評価が必要な場合があります。強い外傷後や急激な症状悪化時は、必ず医師の診察を受けてください。
最初に知ってほしい3つのこと
腱板損傷は「治らない病気」ではありません
痛みの場所と基本
肩関節の基本構造を知る
肩の仕組みを理解することが、痛みの原因を知る第一歩です。
肩は「チームプレイ」で動く
肩関節は、肩甲骨(けんこうこつ)、上腕骨(じょうわんこつ)、鎖骨(さこつ)、そして胸骨(きょうこつ)の4つの骨からなる「複合関節」です。これらが協力して、腕を様々な方向に動かすことができます。
関節には2つの役割がある
肩の関節には2つの種類があります。
- 解剖学的関節:骨と骨が軟骨でつながっているところ。肩甲骨と上腕骨の間など。
- 機能的関節:筋肉や靭帯が協力して作られる「動く単位」。これが複数組み合わさることで、肩を自由に動かせます。
「力のカップル」で腕は上がる
腕を上げるときは、複数の筋肉が協力します。これを「力のカップル(Force Couple)」と呼びます。外側の大きな筋肉が力を生み出し、内側の小さな筋肉が安定性を保つ。この2つが揃うことで、初めてスムーズな動きが実現するのです。
上腕二頭筋(腕を曲げる)
大きな力を発揮して、腕を動かします。
肩甲下筋(インナー)
小さな力で関節を安定させます。
あなたの肩をチェック
⚠️ 注意:猫背・巻き肩・肩甲骨の不安定
猫背・巻き肩・肩甲骨の不安定は、肩関節が正しくない道で動くことにつながり、肩の一部分の組織の負荷を増やします。
腱板損傷の原因
腱板損傷は「突然」起こるのではなく、多くの場合、長年の負荷が蓄積した結果です。
繰り返しのオーバーヘッド負荷 → 手を挙げる動作が多い
野球の投球、テニスのサーブ、建設作業など、手を挙げる動作が多い仕事やスポーツを続けることで、腱板に徐々に負荷がかかります。特に正しい動きができていないと、この負荷はさらに増します。
加齢による変化
年を重ねるにつれ、腱板も含めた筋肉や腱の質が変わります。Yamamoto 2011の研究によれば、年代とともに腱板損傷の有病率が上昇し、約 1/3 の70代以上 の方に腱板損傷が見られます。
損傷後の進行
損傷が生じた後、何も対策しないと、損傷は平均して 約 2mm/年 のペースで拡大 することが報告されています。早期の治療開始が、損傷の進行を防ぐ鍵となります。
痛みの原因:腱板損傷の経過
痛みの原因:上腕二頭筋長頭腱炎の経過
悪い姿勢・動きが痛みを増やす
腱板損傷がある場合、悪い姿勢や不適切な動きは、痛みを増幅させます。
猫背姿勢の影響
猫背になると、肩甲骨が後ろに引かれ、肩が前に丸まります。この状態では、腱板が圧迫されやすくなり、痛みが増します。正しい姿勢を保つことが、最初の一歩です。
肩甲骨の動きが悪い
腕を上げるときは、上腕骨だけでなく、肩甲骨も同時に動きます。肩甲骨が固くて動きが悪いと、上腕骨に余計な負荷がかかり、腱板への圧迫が強まります。
胸郭の硬さ
胸や背中の筋肉が硬いと、肩甲骨が本来の位置を保ちにくくなります。胸を開き、背中をリラックスさせることが大切です。
損傷の「大きさ」と「深さ」を知る
腱板損傷には様々なタイプがあります。同じ「腱板損傷」でも、症状や治療方針は異なります。
🎯 重要:症状がなくても損傷がある場合
Minagawa 2013の研究によれば、腱板損傷には症状がない場合(無症候性)が非常に多いことが分かっています。症状がない損傷は、症状がある損傷の約2倍存在するのです。
損傷の大きさと痛みの関係
損傷が小さくても症状が強い場合もあれば、大きな損傷でも痛みが少ない場合もあります。重要なのは、「損傷の大きさ」よりも「どれだけ負荷がかかっているか」です。この考え方が、保存療法の成功につながります。
損傷のタイプと機能低下の関係
TypeA(棘上筋、肩甲下筋上部断裂)とTypeD(棘上筋、棘下筋断裂)であれば、腕を前に上げる動き(前方挙上)はほとんど問題ありません。
一方、TypeB(棘上筋、肩甲下筋断裂)とTypeC(棘上筋、棘下筋、肩甲下筋上部断裂)の場合は、自動で腕を上げられる角度が120°以下に制限されます。このため、腕が上がらないという症状が現れやすいのです。
早期保存療法が改善率を高める
損傷が発見された直後から、正しい運動療法を開始することで、改善率が大きく上がります。「とりあえず安静」ではなく、「適切に、段階的に肩を動かす」ことが大切です。
医学会推奨の保存療法
多くの腱板損傷は、手術をしなくても改善します。医学会の推奨する保存療法について、段階別に説明します。
治療の3段階
- 冷却・温熱療法
- 必要に応じて薬物療法
- 基本的なストレッチ
- 段階的なストレッチ
- アイソメトリック運動(等尺性運動)
- 肩甲骨の安定化運動
- 抵抗運動療法
- 動的安定化運動
- スポーツへの段階的復帰
運動療法が改善率を高める
医学的根拠の最も強い治療は「運動療法」です。適切に設計された運動プログラムにより、約 84% の患者さんが機能改善を実感しています。
Genki鍼灸整骨院グループの治療方針
1. 正確な評価
まず、あなたの肩の状態を正確に把握します。どの筋肉が損傷しているのか、どれほどの機能低下があるのかを丁寧に評価します。
2. 段階的な治療計画
痛みのレベル、損傷の程度に合わせて、個別の治療計画を立てます。焦らず、着実に改善を目指します。
3. 患者教育と自主運動
治療の効果を最大化するには、ご自身での取り組みが欠かせません。正しい運動法を丁寧に指導し、自信を持って実践できるようサポートします。
4. 医療機関との連携
必要に応じて、整形外科医と連携。画像診断が必要な場合も、スムーズに対応できる体制が整っています。
患者さんの喜びの声と治療解説
「常時痛かった肩の痛みがほとんどなくなった!」
一歩を踏み出そう
痛みの理由がわかれば、不安は行動に変わります。
私たちは、あなたの肩の痛みを理解し、一緒に改善を目指します。
よくある質問
医学的根拠・参考文献


【初回施術について】
■料金
保険と自費合わせて:2500円+保険(3割負担1000円)合計3500円
自費のみご希望の場合:約30分6000円
鍼施術をご希望の場合:+1000円
■初回施術時間について
初回の施術時間は約30分ほどです。問診から治療方針のご説明までを含めた所要時間は約60分程度となります。丁寧な問診と説明で、安心して治療を受けていただけます。
※施術時間はあくまで目安で前後する可能性があります
■2回目以降について
当院では、症状に合わせた継続的なケアをおすすめしています。
都度払いのほか、お得な【回数券】や【会員プラン】をご用意しております。
\ こんな方におすすめ! /
✅ 定期的にメンテナンスしたい
✅ できるだけコストを抑えながら通いたい
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詳しい料金・プランは、スタッフまでお気軽にお尋ねください!

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