シンスプリント・脛骨疲労骨折について

「走る」「跳ぶ」で、すねが痛くてお困りの方へ

「走ったり、ジャンプしたりしたらすねの内側が痛い」でも痛みを我慢しながらスポーツを続けている。
こんな経験をされてる方も多いのではないでしょうか。

このような痛みはシンスプリントといわれる疾患かもしれません。シンスプリントは、すねの下から1/3くらいに約10cm位の範囲で痛み・腫れが生じるものです(図1)。

図1 疼痛部位
シンスプリント・脛骨疲労骨折の症状について

シンスプリントは重症度が4段階に分かれています(Walsh W, et al . Musculoskel tal injuri es in sports. The physician’s hand book . 1990)。

ステージⅠ:活動後の痛みのみ

ステージⅡ:活動中に痛みを感じるが、パフォーマンスを制限するものではない

ステージⅢ:活動中の痛み、パフォーマンスの低下

ステージⅣ:安静時にも痛みが続く慢性的な痛み

我慢してスポーツを続けていると、安静にしていても痛みを感じるようになり、歩けなくなる人もいます。
最も怖いのは、すねの骨が疲労骨折になることなのでシンスプリントとの鑑別が重要です(図2)。

図2 疲労骨折との鑑別

疲労骨折になると、治るまでに2~3か月はかかりますし、治りにくい場所の疲労骨折になると6ヶ月かかることもあります。
さらに骨の中に金属を入れる手術が必要になることもあるので、シンスプリントを軽視すると後でつらい目にあいます。
 ※コラム:脛骨疲労骨折は、すねの骨にストレスが繰り返し加わることにより生じる疲労骨折で、疾走型と跳躍型に分類されています(図3)。

図3 疲労骨折の分類

疾走型は、長距離走の選手など走ることの多い競技の選手に好発し、すねの骨の上1/3あるいは下1/3境界部付近に痛みが生じます。
跳躍型は、バレーボール選手のようにジャンプを反復するスポーツにおいて生じやすく、すねの骨の中央前方部に痛みが生じます。
疾走型脛骨疲労骨折は、2~3ヶ月のリハビリにより完治します。一方、跳躍型脛骨疲労骨折は、難治性であり、完治までに半年以上を必要とするケースも見られるため、早期に競技復帰を目指す場合には手術を選択する場合もあります。

すねが痛くて病院に行くと、レントゲンで疲労骨折がなかったら、薬や湿布などを出されます。
あとはストレッチの指導をされるかもしれません。しかしこれだけでは、スポーツの時のすねの痛みはなかなか引きません。
骨膜に炎症が起こるシンスプリントは、過労性骨膜炎やMedial tibial stress syndrome(MTSS)とも呼ばれます。
なぜすねの下から1/3の場所に痛みがでるのかというと、そこにはヒラメ筋というふくらはぎの筋肉がついていて、これがすねの骨膜を引っ張るからです。ですのでヒラメ筋が硬くて柔軟性がない状態だとシンスプリントになりやすいのです。
シンスプリント患者は、足関節の背屈角度が減少しているという報告もあります(Yates and White,2004)。
また扁平足や膝が内に入る(ニーインといわれる動き)状態は、ヒラメ筋に負担がかかるので、扁平足やニーインも改善していかなければなりません(図4)。

図4 膝が内に入るニーイン

足底板やテーピングはこれを改善する有効な方法です(詳しくはこちらの動画をチェック)。

Genki鍼灸整骨院では、「痛みをとる」そして「痛みを繰り返さない」ための治療を医師と連携しながら積極的に行っています。
私たちはこれを速攻治療といって、できるだけ早期に痛みをとり、スポーツに復帰できる方法をとっています。
速攻治療のコンセプトは、「早期に痛みを、再発を防止すること」で、炎症、循環、柔軟性、筋力の改善が基本の流れです。

Genki鍼灸整骨院・Genki REHAでの
シンスプリント・脛骨疲労骨折の速攻治療コンセプト

1.炎症を抑える → 生体微弱電流|除痛鍼|炭酸ガス経皮吸収療法|アイシング

2.筋膜の伸びを良くする → 筋膜リリース

3.筋肉の緊張を緩和する → ダイレクトストレッチ|ガンマ抑制療法|ハイボルト

4.弱っている筋肉(インナーマッスル)を活性化する → 運動療法|EMS

5.良く行う動作で必要な筋力を強化する → 筋力トレーニング

スポーツによるすねの痛みでお困りの方には、まず痛みの早期緩和を図ります。
そして痛みが改善されてから、再発を防止するために、柔軟性の改善と筋肉の強化を行っていくというのが基本の流れです。
基本的な流れはあるものの患者様によって弱くなっている筋肉や硬くなっている場所はさまざまです。何が原因でシンスプリントになったのかを明らかにして治療を進めていきます。

このようにGenki鍼灸整骨院・Genki REHAでは、患者様の状態に合わせて治療プランやリハビリを組み立ていきます。
スポーツ現場で得た知識、技術をベースに近隣の医師と連携をとりながら、早期に痛みをとる治療から再発予防のリハビリまで行っていきます。

スポーツによるすねの痛み、シンスプリントの治療に精通した施術者が対応する整骨院・パーソナルトレーニングジムとして、痛みの根本原因にフォーカスした治療とトレーニングを京都市の四条烏丸・四条大宮・二条駅・西京極・丸太町、そして高槻市の皆様にお届けいたします。

シンスプリント・脛骨疲労骨折改善のお役立ち動画はこちら
シンスプリント・脛骨疲労骨折でお悩みの方はGenki鍼灸整骨院
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シンスプリント・脛骨疲労骨折はアーチの降下だけではなく、間違ったフォーム、足関節捻挫の後の代償など様々な要因が関係するため全身を診ていくことが重要になります。全身機能の改善・足部周りの筋肉をもとに戻すためにリハビリが必要になってきます。

Genki鍼灸整骨院・Genki REHAでは理学療法士が考案した独自のリハビリテーションを提供しています。
すねの痛みでお悩みの方は当院へお越し下さい。ご来院お待ちしております。

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