
はじめに:ランニングによる足の痛みはなぜ起こるのか?
ランニングは気軽に始められる運動ですが、間違ったフォームや無理な負荷で続けると、足に痛みや違和感が生じることがあります。特に「膝」「足首」「足裏」など、繰り返し負荷がかかる部位は注意が必要です。本記事では、ランニング時の正しいフォームと痛みを防ぐためのセルフケア方法について詳しく解説していきます。
ランニングで起こりやすい足の痛みとその原因
ランナー膝(腸脛靭帯炎)
「走ると膝の外側がズキッと痛む……」そんな症状がある方は、「ランナー膝」かもしれません。これは、太ももの外側にある“腸脛靭帯”が何らかのストレスの影響で炎症を起こすことで起きる痛みです。特に、長距離を走るランナーや、坂道・下り坂のランニングが多い方に発症しやすいのが特徴です。フォームの乱れや、体幹・股関節まわりの筋力不足、ストレッチ不足などが原因になることもあります。初期のうちは痛みが軽くても、無理をすると悪化して長引くことも。違和感を覚えたら、まずは休息とアイシング、そしてストレッチでケアを行いましょう。痛みが引かない場合には医療機関の受診や専門の方にフォームチェックをしてもらいましょう。
足底筋膜炎
朝起きた直後、「一歩目でかかとに激痛が走る……」そんな経験はありませんか? これは「足底筋膜炎」の典型的な症状です。足の裏には“足底筋膜”という膜があり、これが炎症を起こすことで痛みが出ます。原因は、足にかかる繰り返しの衝撃で、特にクッション性の少ない靴で走ったり、急に距離やスピードを上げたり、足のアーチが崩れていたり(偏平足・ハイアーチ)すると、足底筋膜に過度な負荷がかかります。ランニング後の足裏マッサージや、ふくらはぎ・足指のストレッチも効果的です。インソールの使用や、靴選びの見直しもぜひ検討してください。早めのケアが、長期化を防ぐカギです。
アキレス腱炎
「ふくらはぎの下からかかとにかけて痛みや張りを感じる……」そんな場合は、「アキレス腱炎」の可能性があります。アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉とかかとをつなぐ重要な腱で、走る・歩く・ジャンプするなど、あらゆる動きで使われています。ランニングで急に負荷をかけたり、休養を取らずに連日走り込んだりすると、アキレス腱に炎症が起こりやすくなります。また、ふくらはぎの筋肉が硬い人、地面の硬い場所で走っている人もリスクが高いです。
初期段階では、運動後や朝の歩き始めに痛みを感じる程度ですが、放置すると腱断裂といった深刻なトラブルにもつながることがあるため、注意が必要です。走った後はふくらはぎをしっかりストレッチし、必要に応じてアイシングを行いましょう。痛みが強い場合は無理をせず、専門機関に相談しましょう。
正しいランニングフォームのポイント
「走るのは自由で楽しいもの」。そう思ってスタートしたランニングも、身体に負担のかかるフォームで続けてしまうと、思わぬケガや慢性的な痛みにつながることがあります。
ここでは、ケガを予防し、より効率よく走るための“正しいフォームのコツ”を4つのポイントに分けてご紹介します。初心者の方も、ベテランランナーも、ぜひ一度ご自身の走り方を見直してみてください。
① 姿勢を意識する
- 背筋をまっすぐに伸ばし、猫背や反り腰にならないよう注意
ランニングフォームの基本は「良い姿勢」からなので、背筋をまっすぐに伸ばすようにしましょう。猫背になっていると上半身が前に倒れすぎて膝に負担がかかりますし、逆に反り腰だと腰やふくらはぎに余計な力が入ってしまいます。 - 顎を引き、目線は10~20メートル先を見る
ポイントは、頭のてっぺんから糸で引っ張られているような感覚で立ち、視線は10〜20メートル先を見るように意識しましょう。顎を少し引いて、首や肩まわりに力を入れないようリラックスしながら腕を振って走りましょう。正しい姿勢は、呼吸もしやすく、疲れにくくなるので、長く楽しく走り続けるためには欠かせません。
②足の着地位置をチェックする
- ミッドフット着地(足裏の中間部分で着地する)を意識する
走るときに「どこで着地しているか」を意識したことはありますか?
多くの方は無意識に“かかと”から着地してしまっていますが、これでは膝や腰に衝撃が直接伝わりやすくなり、ケガの原因になる可能性もあります。理想は「ミッドフット着地」、つまり足裏の真ん中あたりで着地する方法です。地面からの衝撃を分散でき、スムーズな体重移動が可能になります。 - 着地は足の真下あたりにするのがポイント。前に出すぎた歩幅(オーバーストライド)は、かかと着地になりやすいので注意しましょう。まずは歩くときからミッドフットを意識してみてください。
③腕の振りを活用する
肘を軽く曲げ、脇を締めて後ろに引くように振る
「走るのは足が主役」と思われがちですが、実は腕の使い方もフォームに大きな影響を与えます。上半身のバランスを取り、リズムを作る重要な役割があります!
ポイントは、肘を90度くらいに軽く曲げ、脇を締めて後ろに引くように振ること。腕を前に振るのではなく、“後ろに引く”ことを意識すると、自然と前に進む推進力が生まれます。
- 肩に力を入れずリラックス
また、肩に力が入りすぎると、動きが硬くなり、呼吸が浅くなってしまうので注意です。上半身はリラックスを心がけましょう。「肩に力を入れず、腕はリズムよくふわっと振る」イメージが◎です。
④ストライド(歩幅)を適切にする
無理に大きな歩幅にしない
「もっと速く走りたい」と思って、大きな歩幅で走っていませんか?
実は、無理に歩幅(ストライド)を広げると、着地時の衝撃が大きくなり、膝や足首への負担が増してしまいます。理想は、自然な歩幅でテンポよく走る「ピッチ走法」。自分の骨格や筋力に合った歩幅で、リズムよく足を動かすことで、効率的に前に進めるようになります。
もし「自分に合った歩幅が分からない」という方は、ランニング中に“上下動(身体の上下の揺れ)”が大きくなっていないかをチェックしてみてください。スムーズに前に進んでいる感覚があれば、歩幅は適切な証拠です。
鍼灸・物理療法・手技療法による痛みケア
痛みのある部分には、表面だけでなく「筋肉の奥深く(深層部)」に原因があることも少なくありません。Genki鍼灸整骨院では、鍼や物理療法機器を使用し、深層の筋肉やツボにアプローチし、血流を促進させながら、自然治癒力を引き出します。また、手技療法では筋肉の緊張やコリを和らげ、関節の可動域を広げることで、よりスムーズな動きや痛みの軽減をサポートします。 一時的な対処ではなく、原因究明、そして根本的な改善・解決を目指した施術を行っています。是非お近くのGenki鍼灸整骨院までお問い合わせください。
個別プラン・エクササイズ指導
Genki鍼灸整骨院では痛みの原因を追求するために評価を組み合わせて行い、個人の問題に合わせた完全オーダーメイドなプランで、早期回復と再発予防をサポートします。
ランニングを長く楽しむために
ランニングは継続してこそ効果を発揮するスポーツです。
しかし、痛みを我慢しながら続けると、パフォーマンスの低下や、慢性的なケガに繋がるリスクも高まります。
まとめ
ランニングによる足の痛みは、正しいフォームを身につけることと、適切なセルフケアを習慣化することで大きく防ぐことができます。もし痛みが出た場合は無理をせず、早めに対処することが重要です。当院では、ランナーの皆様が「痛みなく走れる身体」をサポートしていますので、お悩みの際はぜひお気軽にご相談ください!




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