皆さんこんにちは!
本日は左肩の痛みに悩まされている女性の症例についてブログを書きます。
①主訴
・この方は来院当時、肩の痛みにより腕を上げた際に真っ直ぐ伸ばすことが出来ませんでした。
・ドラッグストアにて勤務されているのですが、商品の棚卸しの際にも痛みにより支えられない
・服の脱ぎ着も苦になるといった状態でした。
②評価から問題点
1.肩関節前方挙上155°で痛み
2.肩関節外旋可動域制限+
3.肩関節外転、外旋の筋力左右差あり
患者様は一般的に四十肩や五十肩と言われる症状で
肩の痛みにより動かせる範囲が少なくなる疾患と判断しました。
整形外科では肩関節周囲炎という診断でした。
肩関節周囲炎の概要
・炎症期
・拘縮期
・解凍期
の三段階に分類されます。
痛み、動かせる範囲共に改善していることや
発症してから時間が経過しており安静時痛、夜間痛、腫脹、熱感といった炎症所見もなく動作時痛と可動域制限のみのため解凍期であると判断しました。
炎症により肩関節後方の滑りが悪く硬くなっています。
その硬さが生じると関節の位置がズレてしまいます。
そのため、腕をあげる動作で可動域制限が出てきていると考えます。
問題点
1、肩関節挙上時に肩関節後方の筋肉、関節包が硬いことによって起こる骨頭前方偏位
2、左結髪動作(肩関節挙上、外転、外旋)にて可動域制限あり
→特に肩関節外旋可動域に可動域制限あり
3、骨頭を求心位で固定する筋力の低下
→肩関節外転、外旋の筋力に左右差あり
③問題点に対してGENKIの治療プラン
♯1 肩関節挙上時に肩関節後方の筋肉、関節包が硬いことによって
起こる骨頭前方偏位
⇒緊張により伸び縮みしなくなった筋に対してのダイレクトストレッチ
硬い筋、筋膜に対してマッサージガンやハイボルトによる治療
筋、筋膜による緊張を取り除く
※ステップ1:緩める
♯2 左結髪動作(肩関節挙上、外転、外旋)可動域制限あり
⇒筋の緊張を取り骨頭を正しい関節位置に戻す
※ステップ2:ズレを戻す
♯3 上腕骨頭上方偏位により骨頭求心位を保持できず
肩関節の安定を担う筋力の低下
⇒EMSトレーニング
インナーマッスル(ローテーターカフ)へアプローチして肩関節の安定性を 高める
※ステップ3:鍛える
④治療後の状態や現在の経過
徒手療法やマッサージガン、ハイボルトなどの治療機を用いて硬くなった筋肉を緩めていき、骨頭の位置を正しい関節位置に戻していきます。
その状態を維持したままEMSトレーニングを行い、インナーマッスルを強化することで肩関節の安定性を上げました。
治療後、腕をあげる際の痛みはなくなり写真のように治療前と治療後で動かせる範囲に変化が見られました。
現在は、お仕事での商品の棚卸しでも痛みが出ることはなく痛みはおさまりました。
衣服の脱ぎ着の際、咄嗟に腕を後ろに伸ばした際に痛みが残るため引き続き治療とリハビリを継続していきたいと思います!!
上記の様な症状でお困りの方がいれば是非当院へご来院ください!
















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