【その怠さもしかして冬バテかも！？自律神経の乱れ】　

冬バテとは？その原因と症状

皆さんは「冬バテ」ってご存じですか？「夏バテ」は夏の間よく聞く言葉だと思いますが、実は冬の時期にも私たちを苦しめるものとして「冬バテ」があります。「なんだか朝から疲れが抜けない」「いつもよりやる気が出ない」「肌の調子も悪くて、寝ても疲れが取れない気がする…」こんな不調を感じたことはありませんか？もしかすると、それは 冬バテ のサインかもしれません。

「冬バテ」が一体どういった状態か、そして具体的な症状について今回は解説していきます！

冬バテとは？

冬バテとは、冬の寒さや日照時間の短さによって引き起こされる身体や心の不調のことです。
夏に聞く「夏バテ」とは違い、気温が低い季節に起こるため気づきにくい場合もありますが、実は多くの人が悩んでいる季節特有の問題です。

冬バテを引き起こす３つの原因

1. 寒さによる自律神経の乱れ
   寒い外気にさらされることで身体は体温を保つために血管を収縮させたり、エネルギーを過剰に使ったりします。このような負担が続くと、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
2. 日照時間の短さ
   冬は日の出が遅く日が暮れるのも早いため、太陽の光を浴びる時間が短くなります。これが体内時計を乱し、気分を安定させるホルモン「セロトニン」の分泌を減少させてしまいます。（*セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、心の安定に関わる大切な物質。日光を浴びることで分泌が促されますが、冬は日照時間が短く、分泌量が減りがちに。）

3. 運動不足
寒いと外出を控えたり、身体を動かす機会が減ったりします。その結果、血流が悪くなり、身体全体の活力が落ちてしまいます。

冬バテの主な症状

冬バテにはさまざまな症状がありますが、特に多いのが以下のものです。

• 身体の不調
  ・倦怠感（だるさ）
  ・手足の冷えやむくみ
  ・肩こりや腰痛の悪化
• 精神的な不調
  ・やる気が出ない
  ・イライラしやすい
  ・気分が落ち込む
• 肌や髪のトラブル
  ・乾燥やカサつき
  ・髪のパサつき

冬バテをそのまま放置すると…

放っておくと慢性的な疲労や免疫力の低下につながり、風邪や流行りの感染症（インフルエンザ、コロナなど）にかかりやすくなります。
さらに、気分の落ち込みが続くことでうつ状態に近づいてしまうことも・・・。

「もしかして私も？」と思った方は、早めに対策を始めるのが大切です。
この後の記事では、具体的な改善方法や生活の工夫を詳しく紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてください！

自律神経が乱れるとどうなる？冬バテとの関係

自律神経は、私たちの体内で「体温調節」や「血流のコントロール」など、意識しなくても身体を正常に動かしてくれる役割を担っています。この自律神経が乱れると、さまざまな不調が現れやすくなります。冬バテは寒さや日照不足が原因で自律神経がバランスを崩した状態が引き金となることが多いです。

自律神経が乱れるとどうなる？

自律神経が乱れると、次のような不調が起こります。

• 体温調節がうまくいかなくなる
  ・手足が冷える
  ・身体が重だるい
• 血流やホルモン分泌が悪化する
  ・頭痛
  ・肩こりや腰痛
  ・疲れやすい、疲れがなかなか取れない
• 心のバランスが崩れる
  ・イライラしやすい
  ・気分が落ち込む

冬バテとの関係

冬の寒さや日照時間の短さは、自律神経にとって大きなストレスに。自律神経が「寒さ対応モード」のまま過剰に働くことで、心身が疲れてしまうのです。さらに、運動不足や食生活の乱れが重なると、冬バテの症状が悪化しやすくなります。

冬に自律神経が乱れる原因とは？寒さと日照不足の影響

冬は気温が低く日照時間も短くなる季節です。この環境が自律神経にどのように影響を与えるのでしょうか？
下記にわかりやすく解説していきます。

寒さの影響

寒い環境では体温を維持するために血管を収縮させる必要があります。
この働きが続くと血流が悪くなり、筋肉のコリや冷え、特に末端の冷えが起こりやすくなります。また、寒さに対応しようと自律神経が常に働いているため、疲労感を感じやすくなります。

日照不足の影響

冬は日照時間が短いため、日光を浴びる時間が減ります。これにより、心の安定に関係するホルモン「セロトニン」が減少し、不安感や気分の落ち込みを感じやすくなります。

自律神経を整えるための生活習慣の見直しポイント

1. 規則正しい生活リズムを心がける
   毎日同じ時間に起きて、決まった時間に寝ることで体内時計が整います。
2. 朝に日光を浴びる
   朝起きたら、カーテンを開けて日光を浴びるだけでも自律神経がリセットされやすくなります。
3. 温かい食事や入浴で体を温める
   身体を温めることで血流が良くなり、自律神経がリラックスしやすくなります。

冬バテに効く食事と栄養素

冬バテ対策には、身体を温める食材や栄養バランスを意識することが大切です。

おすすめの栄養素

• ビタミンB群（疲労回復を助ける）
  レバー、豆腐や納豆などの大豆製品、卵など
• ビタミンC（免疫力を高める）
  柑橘類やピーマン
• 鉄分（冷え性改善に効果的）
  ほうれん草、赤身肉

温まる食材

生姜、にんにく、根菜類（ごぼう、にんじん、大根など）

簡単にできる自律神経を整えるリラックス方法

リラックスは自律神経を整えるカギです。手軽にできる方法を紹介します。

1. 深呼吸をする
   腹式呼吸を意識して、ゆっくりと深く息を吸い込み、吐き出します。
2. アロマテラピーを取り入れる
   ラベンダーやカモミールの香りは、心を落ち着ける効果があります。
3. ストレッチや軽いマッサージ
   肩や首をほぐす簡単なストレッチで血流を促します。

自律神経を整えるために意識したい運動とストレッチ

適度な運動やストレッチは、自律神経を整えてくれるため冬バテ予防に最適です。具体的なアプローチをご紹介します。

1. ウォーキング
   冬でも軽く身体を動かすことで血流が良くなり、リフレッシュ効果が期待できます。
2. ヨガやピラティス
   呼吸を整えながら行う運動は、自律神経に良い影響を与えます。
3. 肩甲骨まわりのストレッチ
   肩甲骨を回したり、背中を伸ばしたりする動作で身体のコリを解消します。

バテ対策に取り入れたい習慣とセルフケアアイデア

毎日の習慣にちょっとしたケアを加えるだけで、冬バテを防げます。

1. 身体を冷やさない工夫をする
   防寒できるインナー（ユニクロ社のヒートテックなど）や湯たんぽなどを活用して、身体の冷えを防ぎましょう。
2. ハーブティーを飲む
   リラックス効果のあるカモミールティーや、血行を良くするジンジャーティーがおすすめ。

スケジュールを詰めすぎない
心の余裕を持つことも、自律神経を整えるポイントです。

まとめ：冬バテを防ぎ、自律神経を整えて快適な冬を過ごそう！

冬バテは、寒さや日照不足などの冬特有の環境が引き金となり、自律神経が乱れることで心身に不調が現れる状態です。
身体がだるい、やる気が出ない、手足が冷えるといった症状をそのまま放置しておくと、疲れが蓄積しさらに体調が悪化する可能性もあります。

しかし、生活習慣を少し見直すだけで冬バテを防ぐことは十分に可能です。毎日決まった時間に起きて日光を浴びる、温かい食事や入浴で体を温めるなど、基本的な生活リズムを整えることが自律神経のバランスを保つカギとなります。
また、疲れたときにはリラックスできる時間を作ることも大切です。
深呼吸やアロマテラピー、軽いストレッチなど、自分に合った方法で心身をケアしましょう。

さらに、冬バテに効果的な栄養素を意識して摂取することで、身体の内側から不調を改善することもできます。
ビタミンや鉄分、身体を温める食材を積極的に取り入れ、血流や代謝を良くすることで、冷えや倦怠感を和らげることが期待できます。

寒さが続く冬の時期でも、心と身体を労りながら過ごせば、元気を取り戻せるはずです。今回ご紹介した方法を取り入れて、自律神経を整え、冬バテを予防して快適な毎日を過ごしてください。

京都市 右京区

京都市 中京区

京都市 上京区

大阪府 高槻市

石川県 金沢市