こんにちは!みなさんは何か習慣的に行っているスポーツなどはありますか??
生涯にわたりスポーツを取り入れることは健康に非常によいとされていて、その生涯スポーツの中に「テニス」や「ゴルフ」も代表的なものとして挙げられます。運動強度が高い競技ではなかなか継続性が難しかったり加齢に伴い競技人口が減っていってしまいますが、運動強度が低く設定できる競技では体力に過剰な負荷をかけることなく気軽に行うことができ、体力維持だけでなく認知機能(思考力・記憶力など)の向上も報告されています。
生涯にわたってスポーツをやり続けていきたいところですが、身体の使い方によっては怪我を生じさせてしまいます。
今回はスポーツ障害の肘の怪我で多いと言われている「テニス肘」と「ゴルフ肘」について解説していきます。
テニス肘(正式名称:上腕骨外側上顆炎)
テニス肘は前腕(肘から下〜手首までの腕)の外側にある筋肉や腱が過度に使用されることによって生じる炎症のことであり、肘の痛みが特徴的な疾患です。テニスという名の通り、テニスのバックハンドでボールを返す時に身体全身を使えずに手首で返す動作で行い続けた時に痛めることが多いことから「テニス肘」と呼ばれています。
しかし、テニスだけに限らずにバドミントンなどその他のスポーツでも生じることがあり、またスポーツだけでなく繰り返す動作が多い労働や家事でも起きる場合があります。
①症状
- 握る動作、捻る動作に伴って肘の外側に痛みを生じる
- 症状が進行するとコップが持てないほどの激痛
- ドアノブを回す、物を掴んで持つなども困難になる場合もある
②原因
⑴テニスなどスポーツの場合
ラケットでボールを打つ時の衝撃は手首から伝わり、肘の付け根の腱まで影響します。テニスをされている人に多いのはラケットを振るという同じ動作を何度も繰り返し行うことで、ストレスを受け続けた件の付け根の筋肉が炎症を起こしてしまいます。特にバックハンドで返球するような時に強い痛みを感じます。オーバーユース(使いすぎ)の場合と、経験の浅い初中級者の場合でもしばしば起きやすく、ラケットの正しい面にボールを当てることができなくて起こる場合や、ラケットの材質やガッドの硬さ、衝撃吸収性など自分の身体以外の要因でも疾患を発症する可能性があります。前述しているようにテニス以外のスポーツでも起こりうる怪我であり、バドミントン、ゴルフ、卓球など手を使いやすく手だけで無理やりプレーをし続けると症状が出てきます。そのため安静にし痛みが落ち着くまで待ってから復帰しても問題の動作を修正・改善していなければ痛みを発症してしまう可能性があるので、フォームの修正などが必要です。
⑵手・腕を頻繁に使う仕事
スポーツ以外でも重たい荷物を運ぶ運送業や料理人、大工などの手首を頻繁に使う仕事が原因で発症するケースがあります。重たい物を引っ張り上げる、重い鍋を振り続ける、など日常的に負担のかかる動作を繰り返し行っていると炎症が起きてしまいます。
仕事の場合、動作を避けることが難しいことが多いですが、病院でのリハビリテーションなどで仕事で痛みの原因になるだろう動作を修正したり、別の方法を考えたりすることでオーバーユースを避けていく必要があります。
③テニス肘の対策・予防
テニス肘による痛みが強く出ている場合にはまずは炎症鎮痛を行う必要があるので安静にしたり、整骨院で物理療法(電気治療、超音波治療)をすることで痛みを軽減させられます。
Genki鍼灸整骨院では徒手療法だけでなく、さまざまな種類の物理療法があり、例えばハイボルト療法やマイクロカレント療法などで除痛を促すことができます。そして鍼灸ともコンビネーションすることができるのでできるだけ早く痛みを取り除くことができます。
ただし、前述しているように痛みを取り除いても原因の動作が変わっていなければ再発を繰り返してしまいます。
そのためフォームの修正・改善が復帰には必要であり、そこを痛みがなくなったから早期に復帰すると再度痛みがでてしまい結局時間がかかってしまう、ということはよくあるケースです。先を見据えて根本的な解決を一緒にやっていきたいと私たちは思っております!
痛みがありながらも復帰する場合には、ストレスのかかっている箇所にストレスがかからないようにするサポーターやテーピングの方法もあります。
②ゴルフ肘(正式名称:上腕骨内側上顆炎)
ゴルフ肘はテニス肘と似ていますが痛む場所が、前腕(肘から下〜手首までの腕)の内側であり、内側にある筋肉や腱が過度に使用されることによって生じる炎症のことで、こちらも肘の痛みが特徴的な疾患です。
ゴルフの初級〜中級者に多い怪我であり、全身を使って打てず手打ちになってしまう人に多くみられてしまいます。
ゴルフ以外でもテニスのフォアハンドでも起こりやすく、テニス肘とも間違えられやすいです。
テニス肘で痛めてしまう筋肉は手首を返す動作(手首を手の甲側に動かす)で使う筋肉でありますが、ゴルフ肘の場合は反対に手首を手のひら側に曲げる動作で使う筋肉を使いすぎることで発症します。
①症状
- 手首を手のひら側に曲げる時の痛み
- 握力の低下
- グリップした際の痛み
②原因
⑴ゴルフなどスポーツの場合
ゴルフでボールを打つ際に肘に無理がかかった状態でスイングを続けていたり、全身でのスイングができずに手打ちのようなスイングで行い続けたことで痛みが出現します。そのため初心者に多かったり関節可動域や身体の使い方が不十分の方に多くみられます。
またゴルフの場面ではボールを打ち損ねて手前の地面をクラブヘッドで強くたたいてしまう「ダフる」といったシーンで肘や手首を曲げる筋肉を痛めてしまいゴルフ肘の症状が出てしまうことがあります。
テニス肘よりも強いインパクトが生じたことでも痛みを発症する傾向があり、その際に肘を支点に急激に力が加わるため神経や靭帯にストレスが加わってしまうケースもあります。ゴルフ以外にもボウリングやアーチェリー、ウェイトリフティング、アメフトなどにもみられます。
⑵手・腕を頻繁に使う仕事
テニス肘同様手や腕を頻繁に使用する仕事で発症しやすく、特にハンマーで物を叩くなど握りながら作業をする仕事やドライバーなどの工具を頻繁に使用する職業のかなになることが多いです。その他にも重たい荷物を持つ、引っ張ることの多い場合やパソコンでの作業時間が長い場合にも発症しやすいです。
③ゴルフ肘の対策・予防
こちらもテニス肘同様にまずは炎症鎮痛を行う必要があるので安静にしたり、整骨院で物理療法することで痛みを軽減を狙います。痛みを取り除いても原因の動作が変わっていなければ再発を繰り返してしまうため、ゴルフがきっかけに痛みが出ている人の場合には、フォームの修正・改善が必要です。またテーピングやサポーターをしながらプレーを行うこともストレス緩和になります。
そしてゴルフをきっかけではない場合には、その原因となる動作の改善や環境設定の見直しが必要です。そうすることで痛みが再発することなく完治の方向にいくと考えられるので普段何気なく過ごしている環境も今一度見直すことが重要です。
当院では姿勢の評価や施術を通じて良い姿勢を獲得できるプランを提供できます。是非お一人で悩まずお気軽にご相談ください!
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