
8月もあっという間に終わってしまいそうですね!子どもにとっては長期休みは天国のような最高の時間ですが親御さんにとってはなかなか大変な時期だったのではないでしょうか・・・しかし!最高の思い出も増えたのではないかと思いますので、日本全国の親御様、お疲れ様でした!!
さて、子どもの成長は驚くほどのスピードの子もいれば、あまり変化がないかな?と思う子もいればさまざまです。また毎日近くでみているとなかなかその変化に気づかず、久しぶりに会った親戚の方やご近所の方、知人にこどもの成長を驚かれることもしばしばあります。そして夏休みの1ヶ月ちょっとの間に急速に成長する子どもも少なくないはずです。今回は子どもの身体の成長と姿勢の関係や気をつけていきたいポイントなどをまとめていきます♪
子供の成長について〜骨格〜
骨の成長は子どもの時期にしか訪れません。また男女で差があり、女の子であれば約15−16歳頃まで、男の子であれば約18歳頃までと言われていますが個人差があります。特に女の子の場合には月経の始まりの時期などにも影響されるので、小学高学年時に初経が始まった場合には骨が伸びる成長は緩やかになってしまうことが多いです。
その骨の成長に欠かせないのが「骨端線」であり、骨幹と呼ばれる骨の中央部と、骨端との間にある成長する軟骨部分を指します。この軟骨部分にある細胞が活性化し、硬い骨になって骨が伸びる仕組みになっています。そのためレントゲン写真を撮影した際に、まだ成長する骨にはこの骨端線が映ります。しかし、先述したような年齢になるとこの活性化が止まり、骨端線がみられなくなって、骨が伸びる成長も止まってしまいます。
骨端線における軟骨の増殖(活性化)には成長ホルモンの働きが非常に重要となってきます。成長ホルモンとは脳の下垂体で分泌されるホルモンの一つであり、成長期に特に分泌量が多く、核阻止区の増殖や成長を促す役割があります。
ではより成長ホルモンの分泌を促すためにはどうしたら良いでしょうか!?
キーワードになるのは「睡眠」です。深い睡眠をとっているときに成長ホルモンは大量に分泌されます。睡眠が浅かったり不足していると分泌量が減ってしまい骨の成長が期待しにくくなってしまうので、質の良い睡眠を摂ることが非常に大事です。寝る子は育つ、というのは正しいということですね!
そして新しい骨をつくる働きを持つ細胞の「骨芽細胞(こつがさいぼう)」を活性化させたり、骨を作るための栄養素のタンパク質やビタミンやミネラル(カルシウム、マグネシウム)などの栄養も十分摂る必要があります。
またスポーツをすることによっても成長ホルモンが分泌されるといった報告もされていますし、ジャンプ・着地動作のように骨に刺激がある動きも骨端線の活性化を促すと言われています!
骨を伸ばすためには遺伝的な要素がある、といった研究発表も多くありますが、親御さんや自分自身でできる対策としてはよく食べて、よく遊んで、よく寝てることが骨を伸ばすための秘訣になります!
子供の成長について〜足〜
身長の変化は着ている衣服が小さくなっていることや実際に目線が変化していることでも気づきやすいのですが、足も同様に骨はしっかり成長していくため大きくなっています!しかし、靴を履いていたり、子どもが靴が小さくなったことを申告しない限りなかなか気づきにくいものです。
足の骨の成長も男女差があり、女の子で13−14歳頃、男の子で15−16歳頃と言われています。また足の骨の成長スピードも個人差があり、急激に伸びてしまってせっかく買った靴もすぐに合わなくなる、ということも少なくありません。しかし、子どもの足にあった靴を履いていないと足元のトラブルが起きたり、骨の変形が起きてしまい後戻りすることができなくなります。
また小さいお子さんでは自分で足の違和感に気づけず自分の足に合っていない靴を履き続けてしまい、足ではなく身体の他の部分に症状が出てしまうこともあるので、定期的にチェックしてあげることが必要です。合っていない靴を履いている場合に、よく当たっている場所が赤くなっていたり、指が曲がった状態に縮こまっていたり、外反母趾のようになっていることもあります。最近では靴屋さんやスポーツ量販店で足型計測器が無料で体験できるところも増えてきました。足は唯一地面と接ししている部分だからこそ適切な靴選びをしていきましょう!
子供の姿勢チェック
骨の成長によって骨格が変化するだけでなく、筋肉も伸びることになるため筋肉の柔軟性が乏しい場合には関節の可動域制限を引き起こす可能性があります。その結果不良姿勢になってしまうことがあります。不良姿勢は腰痛や膝痛など整形外科的な問題だけでなく集中力の低下などにも影響を及ぼす可能性があります。正しい姿勢を取りたくても取れない理由が隠れているかもしれないので身近な大人が気付けるようにしていきましょう!
①立位姿勢
「いい姿勢」は横から見た時に耳ー肩ー腰ー膝ー足首が一直線に並んでいます。もし一直線に並んでおらずどこかが逸脱している場合に不良姿勢を引き起こしていることがあります。例えば猫背(ストレートネック)の場合、耳(頭)が肩から大きく前に出てしまっていたり、反り腰の場合には腰の位置が全体的に前になっている、膝が伸び切ってしまっているなどあります。簡単なチェック方法は壁に背中をつけた時に頭ー背中(腰)ーかかとがついてるかどうかです。猫背の場合には頭を壁につけることが難しくなります。また反り腰の場合には壁と腰の部分が大きく隙間が空いてしまっていてその隙間を埋めることが難しいです。
その隙間を埋めようとした時に鍛えたい腹筋群が収縮するのでトレーニングとしてもおすすめです。
また正面から見た際にわかる不良姿勢の代表例は「側弯症」や「O脚」です。側弯症は学校検診においてもチェックされますが、側弯症は先天的なタイプと後天的なタイプにわかれます。後天的の場合には不良姿勢の影響が大きく普段の姿勢の影響が強く早期発見と適切な対応が必要です。学校検診をきっかけに医療機関の受診がすすめられ、診断される可能性がありますが、具体的なリハビリテーションに移行せず簡単な体操が書かれたプリントを渡されて終わるといったこともありますので、もしそのような場合には是非GENKI鍼灸整骨院にご相談ください!お子さんが体操を真面目に実行することは至難の業であり、またそれを親御さんが指導することも難しいと思います。私たちは姿勢評価や普段の生活から環境指導を行い、なぜその姿勢をもたらしているのかを評価した上でトレーニングを指導していきます。またO脚も側弯症と同じように先天的と後天的にわかれます。O脚は見た目の問題もありますが、機能的にもトラブルを起こす可能性が高いです。子どものうちから対応していくことで将来のトラブルを減らすことができるかもしれませんので、その場合もGENKI鍼灸整骨院にご相談ください!
②座位姿勢
夏休みの間に身体が大きくなった場合、学校で使用している机や椅子が自分の身体と合っていない場合があります。子どもが自分の身体に机と椅子があっていないかどうかを判別することは難しいですが、授業中に落ち着きがない、座っていることが苦痛、腰が痛いなど訴えがあった場合には合っていない可能性があります。
合っているかどうかの見極め方法は
①足の裏が床にしっかりついているか
②机と太ももが当たっておらず隙間があり、太ももが自由に動かせれているか
③股関節・膝関節・肘関節が90度に曲がっているか
です。見にいくことは難しいと思いますが普段の会話の中からこういった情報を引き出し、学校の先生と相談することをおすすめするのとお子さんにもいい姿勢で座りやすい姿勢を自宅の中から教えていくことが大事です。
夏休みをきっかけに子どもの成長と姿勢をチェックする絶好の機会になります!身体の変化を確認し、もしかしたらこれはよくない姿勢なのかな・・?と悩んだ際にはGENKI鍼灸整骨院にご相談ください!是非未来ある子どもの成長をサポートさせてください。
当院では姿勢の評価や施術を通じて良い姿勢を獲得できるプランを提供できます。是非お一人で悩まずお気軽にご相談ください!
















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