
6月といえば「梅雨」。雨で気温が下がったり、翌日には真夏のような暑さになったりと、気温や湿度の高低差がある日が繰り返されるのも梅雨時期の特徴です。また最近では命の危険性まで脅かすような土砂降りの雨がいきなり降ったりすることもあり天候に左右されることが多いです。
その際に起きていることとしては気圧の変動です。
気圧の変動によって頭痛を引き起こすことは周知の事項だと思いますが、頭痛の原因が気圧以外にもあることをご存知でしょうか??
今回は気圧の変化以外の頭痛について紹介していき、正しく対処できるポイントを説明していきます!
頭痛の原因は自律神経の乱れ
①気温・湿度の変化による頭痛
温度や湿度を感じる受容器(センサー)は、皮膚や粘膜、中枢神経や内臓にも存在し、これらのセンサーが温度や湿度の変化を敏感に感じ取りその刺激が自律神経のバランスを乱すため不調につながりやすくなります。
特に急激な気温の上昇・下降は体温調節機能に負担をかけるため、頭痛を引き起こしやすくなります。
例えばエアコンの効いた部屋と屋外の暑さを頻繁に行き来することで体温調節が追いつかず、頭痛が発生することがあります。
そして湿度の変化では高湿度の環境の場合、体内の水分バランスが崩れやすくなり脱水症状を引き起こし、その影響で頭痛を招くことがあります。
対策するには??
・急激な気温変化をさけるため、室内外の温度差をできるだけ小さくする
・エアコンの設定温度を過度に低くせず、扇風機やサーキュレーターを併用して空気の流れをつくる
・外出時には帽子や日傘を使用して、直射日光を避ける
・エアコンが効きすぎている環境で設定温度など変更ができない場合には脱ぎ着しやすい上着を持参し冷えすぎないようにする
・エアコンの風向きなどによって直接身体にあたると身体が冷えてしまうのでその場所を避けたり、お店の場合には店員さんに申し出る
・定期的に水分を摂取し、脱水症状を予防する
・湿度が高い場合には、除湿機を使用して室内の温度を調整する
・適度な塩分(ミネラル)補給を心がける。
②食生活の乱れ
高温多湿による影響からか食欲が徐々に落ち始めることがあります。それによって食生活の乱れが生じ、栄養不足や不規則な食事となってしまって頭痛を引き起こす原因となります。特に炭水化物やビタミンB群が不足すると頭痛が発生しやすくなるので、意識的に食事をとっていきたいです!
対策するには??
・バランスの取れた食事を心がける
・食欲がない時でも、少量ずつ食べるようにする
・ビタミンB群を多く含む食品(卵、肉、魚、大豆製品など)を積極的に摂取する。
③ストレスの影響
ストレスも頭痛の大きな原因となります。特に職場や学校での人間関係のストレスが蓄積すると、筋緊張性頭痛が発生しやすくなってしまいます。ストレスを感じると、自律神経が乱れて、血管が収縮したり拡張したりするため、頭痛を引き起こしてしまいます。
対策するには??
・ストレスの原因となることからできるのであれば離れるようにする
・ストレスを感じた時にはリラックスをする時間を確保し、心を穏やかにする
・ストレスを完全に避けることは難しいので、ストレス解消方法を積極的に取り入れる
(友人との会話、カラオケ、散歩、アロマセラピー、運動など)
④睡眠不足
暑くて湿度が高くなると寝つきが悪くなりやすく、また寝てからも寝苦しさから途中で目覚めてしまうこともあります。睡眠不足は頭痛の大きな原因となり、特に慢性的な睡眠不足は頭痛を悪化させる可能性があります。質のいい睡眠を確保することが非常に大切です。
対策するには??
・暑かったり湿度が高いと寝つきが悪い場合があるので、エアコンのタイマーなどを使い寝やすい室内の環境にする。
・規則正しい生活リズムを保てるようにして、同じ時間に就寝ー起床できるように習慣化していく。
就寝前にリラックスできるように読書やアロマ、軽いストレッチなどを取り入れる。
知ってますか?気象病(天気病・気候病)について
気象の変化に深い関わりのある病気や症状のことで気圧の変化にも影響していますが、気候や天気の変化が原因でおこる身体の不調のことを「気象病(天気病・気候病)」と呼びます。ちなみにこれは総称であり正式な病名ではありません。
頭痛やめまい、疲労感、関節痛、気分の落ち込み(うつ)、吐き気、喘息などさまざま症状が出るのが特徴的です。
気候変化の激しい、季節の変わり目や梅雨の時期、また台風が多い時期などに特に起こりやすいと言われています。
気象病の原因の中には気圧の変化がありますが、それ以外には気温や湿度などの気象の大きな変化によって自律神経が乱れることが原因で起こると考えられています。
気象病になりやすい人の特徴の一つは、自律神経のバランスが崩れやすいことです。
自律神経について(詳しくは過去のブログチェック→https://genki.top/blog13/)は是非読んでみてください♪
自律神経が過敏に反応してしまうと血管が収縮したり拡張したりするため頭痛やめまいを引き起こすことがあります。
気象のことは私たちはどうにかすることはまず不可能ですが、急激な温度・湿度変化があることなどは天気予報などで予測することは可能になってきました。気候変動によって身体の変化を特に感じてしまうと自覚している方や今回の記事を読んでみて「自分もそうかもしれない・・」と思った方は気候変動に対応できるように例えば温度調節しやすそうな服装にしてみたり、無理に外出することを辞めたりと臨機応変に対応できるうようにしていきたいですね!
当院では姿勢の評価や施術を通じて良い姿勢を獲得できるプランを提供できます。是非お一人で悩まずお気軽にご相談ください!
















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